CO2排出量が増加している原因
京都議定書では1990年を基準年と設定されていますが、それ以来の日本のCO2排出量は減ってきているのかというと、決してそんなことはありません。
平行線を保ってさえおらず、嘆かわしいことに年々増加の一途を辿っているのが現状です。
-6%を目標としていたのも儚く、2005年には11%も増加しているのです。
この結果に、日本の各種産業はいったい何をしているのだ!?と憤る方もいらっしゃるかもしれませんね。
ですが、ちょっと待ってください。
日本産業はCO2削減のために何も努力していないわけではないのです。
むしろ、産業や運輸業界におけるCO2排出量は、僅かずつではありますが減少傾向にあります。
では、日本ではどの業界がCO2排出量を増加させているのかというと、実は他でもない我々自身なのです。
CO2排出量に関して、日本ではいくつかの部門に分けてその推移が記録されています。
その部門には産業、運輸、エネルギー転換、廃棄物などの他に家庭部門というのもあるのですが、他の部門は減少傾向、或いは平行線を保っているのに対し、家庭部門が増加傾向にあるというのです。
つまり、産業や運輸での減少傾向を、我々が家庭で無駄にしてしまっているということなのですね。
(ちなみに、業務その他部門も増加傾向にあります)
CO2排出量が最も多い部門というなら、確かに産業や運輸です。
しかし、私たちはCO2排出量の削減を、そんな業界にばかり任せきりにしてしまっているのではないでしょうか?
一人一人が意識しなくてはならないはずのCO2削減を怠ったツケが、このように結果として表れてしまっている気がします。